HIDというのは、High Intensity Discharge(高輝度放電)の略語で、一般的にはディスチャージランプと呼ばれています。またメーカーによっては、キセノンランプと呼ぶこともあります。従来のランプは、バルブ内のフィラメントへの通電による電熱で点灯します。ディスチャージランプは、電極に高電圧を加えることによりバルブ内に封入されているキセノンガスが電離して放電を開始し、これによりバブル内の温度が上昇して水銀がアーク放電を開始し、さらにヨウ化金属が蒸発して金属原子がスペクトルを発光するというのが、点灯の原理です。1995年にディスチャージバルブに関するECE(国際連合欧州経済委員会)の規格が決まりました。この欧州での採用を受け、同年、日本でも認可されています。
ディスチャージランプには、ハロゲンランプに比べて、多数の強みがあります。
まず、ハロゲンランプの寿命は400時間ですが、ディスチャージランプの寿命は2000時間といわれており約5倍です。消費電力もハロゲンランプの約半分で、バッテリーへの負担を軽減します。明るさについても、ハロゲンランプが1000ルーメンであるのに対し、ディスチャージランプは3300ルーメンですから、3倍超の明るさで夜間の安全走行を助けてくれます。また透明感のある美しい光を発光するため、ファッション性にも優れています。

 

コメントを受け付けておりません。

コメントを受け付けておりません。